ALIPAY(アリペイ)は、中国のアリババグループによって開発され、現在世界で最も普及しているQR決済のサービスです。
日本でも、コンビニやドラッグストアなどでALIPAY(アリペイ)のロゴを見ることが多くなりました。
中国や台湾からの観光客がこぞって利用されるためです。
今や決済インフラの1つへと台頭しつつあるサービスです。
どんな決済サービス?
元々は中国最大のECモールであるタオバオの公式決済として誕生したアリペイ。
現在ではインターネットの世界を抜き出し、リアルな店舗やホテルなどのあらゆる場所で決済手段として用いられています。
そんなアリペイやタオバオを生み出した企業グループがアリババです。
アリババグループの決済サービス
アリババは現在タオバオというECモール(ネットショップ)事業に加え、上図のように数多くの事業を手がけています。
時価総額はなんと世界TOP10に入っており、日本が誇るトヨタ自動車の2倍以上の規模になっています。
アリペイはその中でも商品やサービスの決済部分を担う重要なサービスとなっています。
中国国内では資産運用から個人間送金、公共料金の支払いや店舗決済まで幅広い決済シーンに対応しています。
本当に消費者のあらゆる生活場面に対応できるサービスになっていますね!
中国で圧倒的な人気
便利であらゆるシーンで使えるアリペイは、やはり中国本土では圧倒的なユーザー数を誇ります。
上図のように、中国のQR決済のうち半数以上がアリペイで占められています。
ここからもどれだけ日本の決済シーンにとっても重要かが伺えます。
また、アリペイには「芝麻信用」という支払い履歴などから算出した社会信用スコアの機能もあります。
これにより個人が常に評価され、ビザ取得が簡単になったり、ホテルのデポジットがなくなるといった特典が与えられます。
こういった国と連動した社会的機能を帯びることで、アリペイは中国人に無くてはならない存在へと成長を遂げていきました。
ただこれらは中国国内のお話なので、今後日本でもこういった社会信用スコアが普及していくかはまだ分かりません。
観光客向け需要大
上図のように、中国人観光客数は年間700万人を超えてなお増加傾向です。
1人あたりの旅行中消費額も23万円ととっても高額。
これに伴い、彼らにとって決済インフラであるALIPAY(アリペイ)が日本でも需要拡大し続けているんです!
実際に大手コンビニやドラッグストアなどでは導入されており、爆買いの促進に繋がっていますよね。
中国人観光客の多い店舗では、ALIPAY(アリペイ)の導入が急がれます。
また、中国人観光客の多くは免税店における購入を好みます。税金分が還元されるのでこれがさらなる爆買いを加速させるわけです。
もし、中国人インバウンド需要の大きいお店や会社の方は免税販売の開始をおすすめします。免税店になる方法については『免税店になろう』にまとめています。私の経験談も含め、メリット・デメリットまで解説しているのでぜひご確認下さい。
WeChatPay(ウィーチャットペイ)との違いは?
ALIPAY(アリペイ)もWeChatPay(ウィーチャットペイ)も同じ中国発のQR決済です。
しかし、ALIPAYは高額決済、WeChatPayは少額決済で使われる傾向の差があります。
これは私が実際にAirペイ(エアペイ)を導入した店舗で中国人観光客の方から聞いた話です。
その人曰く、「WeChatPayは財布の中身を動かす」が「ALIPAYは資産を動かす」イメージだというのです。
その背景としては、WeChatPayは元々LINEのようなSNSから派生したもので、より普段使いしやすい設計になっているということがあるようです。
まとめ
中国を代表するQR決済サービス、ALIPAY(アリペイ)について詳しくまとめさせて頂きました。
どういった決済でなぜ人気なのか、少しでも理解を深めて頂けたなら嬉しいです!
中国の決済サービスでALIPAY(アリペイ)と双璧をなすWeChatPay(ウィーチャットペイ)についても『WeChatPayってどんな決済?』にまとめています。ぜひ合わせてご参考下さい!
お店におけるALIPAY(アリペイ)利用には、エアペイQRの導入がおすすめです。 Airペイと合わせ、ぜひ新時代の決済を導入してみませんか?
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