「PayPay(ペイペイ)って最近よく聞くし得するらしいけど何だかよく分かってない」
「聞いてみて得するならお店に取り入れてもいいかな」
そんな風にお考えの事業者の方はいらっしゃいませんか?
この記事では、キャッシュレス決済導入で酒店売上を150%以上に伸長させた私がペイペイについて客観的な評価で解説していきます。実体験をもとに、分かりやすくポイントをお伝えしようと思いますのでペイペイの導入に興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
それではさっそく見ていきましょう。
Contents
PayPay(ペイペイ)ってどんな決済?
スマホでできる簡単QR決済
ペイペイは簡単に言うと、QRバーコードの読み取りによって決済や送金ができるサービスです。スマホ決済、QR決済と言われるものの1つです。
2019年になり、LINE Payやメルペイなど様々な決済が登場して小売はいわばQR決済ブームのような様相です。そのブームの先駆けになったのがペイペイです。100億円あげちゃうキャンペーンで話題になりました。
このQR決済ですが、一体何が良いの?と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。これは様々な意見がありますが、私の実体験から現時点でのQR決済の良さをまとめると次のようになります。
- スマホ決済なので財布いらず
- 決済がスムーズ
- 大量のポイント還元
- 店舗への導入が簡単
QR決済の良さは色々ありますが、基本的にこの4点にまとめられます。
①まず、スマホでお店のQRコードを読み取る、あるいはお店の端末でスマホ画面上のバーコードを読み取るだけで決済ができるのでユーザーは財布の携帯が不要になります。
②バーコードの読み取りだけで決済ができるということは、現金のやりとりが無くなり決済がスムーズになります。お店側としてはおつりの用意も必要なくなるのでレジ準備や締めが楽になります。
③そして現在QR決済は黎明期であるため、各社のポイント付与競争が激化しています。これはユーザーにとっては大量のポイントがもらえるという恩恵になり、QR決済ができる店を積極的に利用しようという動機付けに繋がっています。
④さらに、店舗側としても実は導入が簡単で、下のようなQRコードの立て札を置いておくだけでOKです。(※コンビニなどバーコード読み取りレジがある店舗はバーコード読み取り決済も可能)
ペイペイは、以上のようなQR決済のメリットを全て享受でき、アプリの使いやすさなども抜群なのでユーザーにもお店にも人気があります。
2019年はQR決済戦国時代と言われていますが、個人的にはPayPay(ペイペイ)とLINE Pay(ラインペイ)が2強でどちらかが覇権を握ると考えています。
100億円あげちゃうキャンペーンで話題
「100億円あげちゃうキャンペーン」といえばニュースなどで見聞きした方も多いのではないでしょうか。総額100億円分をユーザーにキャッシュバックするという驚異的な内容で、2018年末の実施によりペイペイを一躍世に知らしめました。
その仕組みとしては、ペイペイの支払い額に対して20%のペイペイ残高が還元されるというものです。またおまけとして、10%の確率で1,000円相当の追加キャッシュバックがもらえます。第2弾では、1回の支払いあたり還元上限1,000円、1ユーザーあたり期間中の還元上限50,000円という条件が付けられています。
2020年現在は下のように様々なキャンペーンで並列で開催されており、一層の活気を帯びています。
ペイペイはソフトバンクとヤフーの合弁により設立された会社です。そのため、圧倒的な資金力を元にこのような思い切った施策を取ることができています。
さらに、2019年にはヤフーとLINEの統合も発表され世間を賑わしました。LINEPayとの統合の話はまだ出ていませんが、今後もユーザーを取り込むためのあらゆる施策を行なっていくと予想されるので、加盟店になることのメリットは大きいのではないでしょうか。
PayPay(ペイペイ)の使い方
決済方法①:QRコードを読み取る
ペイペイの決済には2つの方法があります。
まず1つ目が、お店のQRコードを読み取って決済を行う方法です。
こちらは以下の手順で行います。
この方法ならお店はQRコードだけ用意すればOKです。これは非常に画期的で、今後QR決済が普及していけば現金の準備なしで簡単に決済を行うことができるようになります。
なお、これからペイペイを導入しようと考えられている事業経営者様・店長様は、基本的にこちらの決済方法での導入となります。次項の決済方法②のようにバーコード読み取りレジを必要としないので運用が便利です。
決済方法②:バーコードを提示する
ペイペイのもう1つの決済方法は、スマホでバーコードを提示しお店専用端末で読み取り決済する方法です。
こちらの手順は以下の通りです。
こちらも大変シンプルです。こちらの決済方法は、主にコンビニや家電量販店などのチェーン店で導入されています。「支払いはペイペイで」と言うと、「バーコードを見せてください」と言われレジのバーコード読み取り端末で読み取りをしてくれます。
これからペイペイ導入をお考えの方で、バーコード読み取り式のレジをお持ちの方はこちらの決済方法も利用可能です(専用の読み取り端末は必要ありません)。
PayPay(ペイペイ)残高のチャージ
ペイペイの決済ではペイペイ残高から支払いを行います。ペイペイ残高は銀行口座もしくはYahoo!Japanカードからチャージすることができます。
以下のような手順です。
あらかじめ、銀行口座の情報やYahoo!Japanのカード情報を登録しておく必要があります。一度登録してしまえばタップするだけで簡単にチャージできるので便利です。
銀行口座の登録やYahoo!Japanカードの連携については、こちらのホームページに詳細説明がありますので合わせてご参照下さい。
PayPay(ペイペイ)残高の送金
ペイペイでは決済だけでなくユーザー間の送金もできる仕組みになっています。
送金方法は以下の3通りあります。
- 相手のQRコードを読み取って送金
- 携帯電話番号 or ペイペイIDあてに送金
- 受け取りリンクを作成して送金(パスワード設定可)
どれも簡単に送金を行え、お金の貸し借りなどをキャッシュレスにしてくれます。
以下、例としてQRコードを読み取り送金する手順をご紹介します。
慣れてしまえば早いですし、IDや電話番号だけでも送金できるので大変使い勝手が良いものになっています。
管理人も実際の生活場面で旅行の建て替えをよくやりますが、友人からはペイペイの送金であらかじめ代金をもらっています。建て替えが高額の場合は、クレジットカード決済の引き落とし日までにお金を回収しないといけないこともありますよね。ペイペイなら即座に遠隔で送金できるので、こういった状況にも対応できてとても便利に感じました。
PayPay(ペイペイ)を店舗に導入する方法
PayPay(ペイペイ)導入の簡単3ステップ
ペイペイの店舗への導入は簡単で、以下の3ステップで導入できます。
- Web申し込み
- スターターキット受け取り
- QRコードをお店に展開
申し込みから実際にお店でQR決済ができるようになるまでは長くて2週間ほどかかります。お急ぎの際は気をつけましょう。
それでは各手順を少し詳しくご説明いたします。
①Web申し込み
まずは、こちらの『ペイペイWeb申し込みページ』よりオンライン申し込みへと進みます。
クリックして進むと、以下の基本情報の入力画面になりますので入力します。
「確認」ボタンを押して「申し込み」を行います。
すると、あらかじめ指定したメールアドレスに以下のようなメールが届きます。
「PayPayお申し込み開始」をクリックします。
ペイペイの本申し込み画面になりますので、詳しい情報を入力します。
全て入力し終わると申し込み完了メールが届きます。
その後、審査段階に入ります。審査にはだいたい1〜2週間ほどかかります。
特段問題がなければ審査はあっさり通ります。
②スターターキット受け取り
無事審査が終わると、スターターキットが届きます。
内容物は以下の通りです。
同梱物が全て揃っているか念のため確認しておきましょう。
QRコードが印字されたステッカーが同梱されており、こちらのコードが自分のお店専用のQRコードになります。お客様から見える位置に展開していきましょう。
③QRコードをお店に展開
届いたツールは自由に使用してOKです。自立式台紙にPayPayコードステッカーを貼り付け、お店のカウンターに設置するとお客様から分かりやすくて良いと思います。
会計の際は、こちらのQRコードをお客様のペイペイアプリで読み取って頂き決済を行います。
初めはペイペイが利用可能になったことをお客様に周知する必要があります。店頭にペイペイ店頭用ステッカーを貼り付けておくと良いでしょう。
初期導入費・決済手数料・入金手数料が0円!
ペイペイは初期導入費・決済手数料・入会手数料の全てが0円です。
これは非常に衝撃的な事実です。クレジットカード会社などのキャシュレス決済サービスでは少なくとも3%程度の決済手数料を取るのが一般的です。それに対して、ペイペイは決済手数料が0円(※2021年9月30日まで)となるので試しに始めてみたいという店舗にとっても安心です。
加えて、スターターキットなども無料で初期費用は一切かかりません。入金手数料も無料(※ジャパンネット銀行以外は2019年9月30日まで)となっています。
100億円あげちゃうキャンペーンでユーザーを増やす一方で、各種手数料0円化によって加盟店を増やそうというペイペイの凄まじい努力が伺えますね。
キャッシュレス・消費者5%ポイント還元制度の対象!
ペイペイはキャッシュレス・消費者還元制度の対象となるサービスです。
キャッシュレス・消費者還元制度は、簡単に言うと中小企業の小売店でキャッシュレス決済を行うと支払い金額の5%が消費者に還元されるという政府の政策です。もちろん、5%還元分は政府が負担します。対象の店舗やお客様にとってこれほど嬉しい制度はありません。
こちらの制度については『消費税増税対策|キャッシュレス決済時の5%ポイント還元制度とは』に分かりやすくまとめています。これから詳しく知りたいという方はぜひチェックしてみて下さい。
管理人は2019年10月からこの制度を皮切りに、日本全体でキャッシュレス決済の浸透が急速に進むと考えています。もし、中小企業の小売店等でペイペイ導入をご検討中の方は早めの申し込みをおすすめいたします。
まとめ
PayPay(ペイペイ)について、サービス内容から導入方法まで詳しくまとめさせて頂きました。
いかがでしたか?少しでもポイントがお伝えできたなら幸いです。
2019年は日本のキャッシュレス決済が飛躍的に伸びることが予想されます。ぜひ、この時代の流れにうまく乗っかりお店をキャッシュレス決済に対応させましょう。
なお、ペイペイはQR決済へ対応することが可能なサービスです。クレジットカードやその他電子マネーへの対応もお考えの方はエアペイの導入がおすすめです。エアペイは25種類ものキャッシュレス決済に対応でき、導入・運用も非常にシンプルです。エアペイについては以下に詳しくまとめていますので合わせてご参照下さい!