時代の変化とともに進化をし続けてきたお店の決済。その原動力となってきたのが、様々なレジシステムです。そして今、最も注目されている最新のレジシステムがモバイルPOSレジです。その代表格はリクルートのエアレジです。
飲食店や美容室をはじめ、ホテルやクリニックなどでも利用する場所が急増しています。
この記事では、そんな時代の革命児であるモバイルPOSレジについて詳しくご紹介していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
Contents
モバイルPOSレジってどんなレジ?
いきなりモバイルPOSレジといってもなかなか想像がつきませんよね。
まずは、何となくですが上の画像を想像してもらえばと思います。
レジ機能はタブレットで使えて、ワイヤレスでキャッシュドロワやレシートプリンタ、カードリーダーと接続されている状態です。カウンターの上がとてもすっきりしていますね。持ち運びも可能でテーブル会計なんにも向いています。
さて、何となくのイメージがついたところで、そもそもPOSレジって何だっけ?というところから確認していきましょう。
そもそもPOSレジって何?
POSとは「Point Of Sale」の略で、販売時点情報管理と訳されます。これは、物品販売の売上実績などを集計・管理しデータとして蓄積できる機能です。
したがって、POSレジとは商品・サービスの販売データを自動で集計・管理してくれるレジのことを言います。
例えば、POSレジを有するコンビニでおにぎりが売れた場面を考えます。そうすると、レジでバーコードをスキャンし会計済ませるだけで、おにぎりの商品情報や販売価格、販売時刻やお客様属性などがレジシステムに蓄積されていきます。そして、このおにぎりに関するデータはPCなどでいつでも見て確認することができるようになります。
データを集めるだけでは意味がありません。そのデータからお客様の傾向を読み取り、それを品揃えやサービス展開、発注や在庫管理に活かしていくことが重要です。
上のおにぎりの例では、例えば「月〜金の朝8時台の販売個数が全体の7割強を占めており、冷たいペットボトルの無糖紅茶と同じ販売傾向にある」ということが分かったりします。ここから、「このおにぎりが平日朝に多めの在庫になるよう発注設定を行う」・「このおにぎりの近くに無糖紅茶を陳列する」といった販売戦略を生み出すことができます。
POSレジは、このようにお店のデータを活かして経営効率化を図れるレジなのです。
POSレジの進化系!モバイルPOSレジとは
モバイルPOSレジは、POSレジ機能をスマホやタブレットにインストールしていつでもどこでも会計や店舗分析をできるようにしたレジです。Wifi(ワイファイ)でドロワやレシートプリンタ、カードリーダーとも接続でき、テーブル会計にも向いています。
スマホやタブレットには、
スーパーのレジを想像していただくと分かりますが、普通のレジはずっしりした本体で幅を取り、POSデータの参照もマスターコンピュータから直接確認する必要があったりします。
一方で、エアレジのようなモバイルPOSレジなら空間を広く自由に使うことができ、情報管理もクラウド上で行えます。これにより、アクセス権さえあればどこからでもPOSデータの参照ができ、店舗同士の情報シェアも瞬時に行うことができるようになります。
近年、このようなメリットの多いモバイルPOSレジを導入する店舗が急増しています。
次はこのモバイルPOSレジのメリットについて少し詳しく見ていきましょう。
モバイルPOSレジのメリット
モバイルPOSレジのメリットをまとめると以下のようになります。
- いつでもどこでも会計や売上確認ができる
- 操作性が高い
- 導入費用を抑えられる
- すぐ導入できる
- 空間を無駄にしない
どれもお店の経営効率化に繋がるものばかりですね!ひいてはお客様の満足度向上にも貢献してくれるかと思います。
いつでもどこでも会計や売上確認ができる
モバイルPOSレジを導入することで、ワイヤレスで会計や店舗データの確認ができるようになります。これは大きなメリットです。
例えば、レストランや居酒屋が想像しやすいと思いますが、お客様の会計をテーブルで行うようなお店の場合にモバイルPOSレジが活躍してくれます。
お客様のクレジットカードを受け取り、カウンターに戻って決済作業、それからサインをもらいに行ってレシートを渡す。移動距離も考えると非効率ですよね。。また、お客様をお待たせしてしまいます。
モバイルPOSレジで決済ができれば、テーブルでクレジットカード受け取ったその場で決済&会計ができるので効率的かつお客様満足度も高まります。女性がお手洗いに立ったすきに会計をされる男性の方も多くいらっしゃいます。スマートな演出をお店としてもバックアップしたいものですね!
操作性が高い
モバイルPOSレジは多くがタブレットによる操作になります。スマホなどでタッチパネルに慣れ親しんだ若い世代にとってはこれが使いやすさに直結します。
また、経営者にとってもメニュー変更等が簡単にできて便利です。今後さらに増税があったり、軽減税率の解消などがあったとしても容易に対応することができます。
従業員にとっても経営者にとってもモバイルPOSレジの操作性の高さは見逃せないメリットですね!
導入費用を抑えられる
モバイルPOSレジの大きなメリットの1つは、その導入コストの低さです。
これはスーパーなどの大きなレジを導入することと比較するとその差は明らかです。
従来のPOSレジはハードウェアも含めると100万円以上の導入コストがかかる場合も珍しくありませんでした。しかし、モバイルPOSレジなら導入コストはわずか20万円程度で済みます。
また、飲食料品を扱うお店なら後述の軽減税率対策補助金を活用することで10万以下の導入コストを実現することができます。
すぐ導入できる
開業まであまり時間がない!急遽出店が決まった!
このようにレジ導入にスピードが求められる状況もあるでしょう。
そんな時もモバイルPOSレジがおすすめです。
早ければ即日〜遅くとも数日のうちに導入することが可能です。
大型の家電量販店やAmazonや楽天市場などで必要なものは全て揃えられるので安心です。
モバイルPOSレジ導入に必要な周辺機器については『モバイルPOSレジ|タブレットやプリンタなど周辺機器おすすめ一覧』でご紹介しています。合わせてご確認下さい。
空間を無駄にしない
モバイルPOSレジなら空間を広く自由に使うことができます。ワイヤレスで接続されているドロワやレシートプリンタは必ずしもカウンターの上に置く必要がなくなるからです。
例えば、おしゃれな美容室においてはカウンターの上はタブレットだけにし、ドロワやプリンターをカウンター下のスペースに収納します。こうすることで、カウンター上の装飾が可能になり、メカニックな機械がお客様から見えなくなるので非常にスマートな空間を演出できます。
また、クレジットカードや各種電子マネーに対応することでさらに快適なお店体験をお客様に提供できるようになります。各種キャッシュレス決済への対応はエアペイの導入が人気です。
モバイルPOSレジの注意点
モバイルPOSレジはお世辞抜きでメリットの方が圧倒的に多いものだと管理人は考えています。
一方でここだけはという注意点が1つだけあります。
それはWi-Fi環境が必要だということです。POSレジ機能を備えたタブレットをインターネットに接続する必要があるためです。
ここはまだ店内にWi-Fi環境がないお店様はぜひ導入することをおすすめしたいです。
なぜなら、モバイルPOSレジのように今後様々な機器がワイヤレスで繋がるIoTの時代になります。そこに向けて設備投資としてWi-Fiのようなネットワーク環境の整備は必須だと言えるからです。
例えば空調を遠隔操作したり、高性能店内カメラによりお客様の購買行動を認知したり(Amazon Goなどで有名)とテクノロジーによるお店の進化は今後どんどん速度を上げていくと予想されます。
お店や事業所のネットワーク環境導入については「【超まとめ】お店にWi-Fiを導入しよう|おすすめ光回線 決定版」で分かりやすくまとめています。これからWi-Fi環境を整えたいという経営者の方などはぜひご参考ください!
モバイルPOSレジの種類・価格は?
モバイルPOSレジがどのようなものかは分かったけど、具体的にはどんなレジがあるの?
このパートではそんなモバイルPOSレジの具体例を厳選していくつか紹介していきたいと思います。
また、導入にあたっては補助金の利用をぜひ検討して頂きたいのでこちらについてもご説明させて頂きます。
おすすめのモバイルPOSレジ3選
モバイルPOSレジも全盛期を迎えつつあり、探すとたくさんのサービスが出てきます。
ここでは、管理人が厳選した3つのモバイルPOSレジをご紹介させて頂きます。
色々なサービスがありますが、特におすすめできるモバイルPOSレジは以下の3つです。
- エアレジ:無料・高機能POSレジ
- ユビレジ:豊富な会計機能
- スマレジ:充実の売上分析
それぞれ詳しく見てみましょう。
Air REGI(エアレジ):シンプルで高性能
リクルートライフスタイルの提供する
- 注文入力・会計
- 売上分析
- 顧客管理
- 商品管理
- 点検清算
- 設定(レジ設定・基本情報設定)
- 決済・予約管理サービスとの連携
- 会計ソフトとの連携
以上のような豊富な機能を持っており、シンプル・カンタンなデザインで操作性も抜群です。正直、この性能で無料でできるというのは驚きです。他にはありません。
全国のエアレジ導入店の数も30万店を越え、モバイルPOSレジとしては圧倒的な1番人気となっています。
また、Air REGI(エアレジ)は店舗管理を様々なサービスでバックアップしてくれるAirシリーズの1つになります。
Airシリーズには他にも電子決済&ポイントシステム提供サービスのAir PAY(エアペイ)や予約サービスのAir RESERVE(エアリザーブ)、従業員シフト管理サービスのAir SHIFT(エアシフト)など多くの便利なサービスがあります。経営者の強い味方になってくれること間違いありません。
Air REGI(エアレジ)の利用イメージは下の動画が分かりやすいです。
次世代の店舗像がなんとなくイメージできますね。
お店のオペレーション効率が上がり、お客様とのコミュニケーションなど大切なところに時間を使えるのが素敵なポイントです。
ユビレジ:豊富な会計機能が強み
ユビレジは会計機能が充実しており、またリピーター増加に向けたサポートサービスに強みを持つモバイルPOSレジです。
例えば、iPadをメニューブックとして使用し、テーブルにいるお客様から直接のオーダーを実現するセルフオーダーシステムは便利です。お客様への提供スピードの向上、注文ロス・注文ミスの回避ができるのでお店によっては大きな活躍が見込まれます。
また、リピーター獲得に向けた顧客分析→ポイントシステム導入も行うことができます。自分のお店をより深く知り改善していけるサービスとなっています。
ちなみに利用料金は、基本的なPOSレジ機能だけならば0円。在庫管理機能やポイント機能、電話サポートなどオプションを追加すると月額5,600円〜9,300円の利用料となります。
以下、ユビレジの利用イメージ動画です。
スマレジ:売上分析が充実
スマレジは非常に高性能なモバイルPOSレジです。時間軸・商品軸・取引軸で事細かに分析をかけられる他、小規模商店から多店舗展開にまで対応できる優れものとなっています。
また、スマレジなら免税店対応も可能です。パスポートリーダーで旅券を読み取り、簡単な操作で免税販売を行うことができます。
こういった痒いところにも手が届く多機能なスマレジですが、基本的なPOSレジ機能のみなら0円で利用することができます。複数店舗管理や顧客管理、免税店対応などはオプションとなっており、月額料金4,000円〜12,000円ほどで様々な機能が利用できます。
利用イメージは下の動画で掴むことができます。
以上、おすすめのモバイルPOSレジを3つ厳選してご紹介いたしました。
あなたのお店にぴったりなものは見つかりましたか?ぜひ、各サービスのホームページも覗いて見てください。導入事例なんかも載っていて具体的なイメージがわきやすいです。
モバイルPOSレジ導入は補助金を活用しよう!
さて、モバイルPOSレジの導入を前向きに検討している方もいらっしゃるかと思います。
そこで、もしあなたが飲食料品を少しでも扱う経営者の方ならぜひ軽減税率対策補助金の活用を考えましょう!これにより、モバイルPOSレジ導入1台あたり上限20万円の補助が出るので導入コストを大幅に抑えられます。
軽減税率とは、2019年10月の消費税増税に伴う軽減措置で、「飲食料品の税率だけ低くしますよ」という内容のものです。
これにより、消費税の税率が飲食料品か否かで2つに分かれることになります。すると、お店や事業所ではこの2つの税率に対応できるレジを導入する必要が出てきてしまうのです。
そこで、複数税率対応レジの導入に1台上限20万円で補助を出すという軽減税率対策補助金が支給されることになりました。
この補助金については、申請の種類も多くなかなか理解しにくいという声も頂いています。そこで、対象や申請方法までしっかり理解できるよう、できるだけ分かりやすく『【超まとめ】軽減税率対策補助金とは|対象や申請まで徹底解説!』にまとめさせて頂きました。飲食料品の取扱があるお店や経営者の方は必見です。今一度ご確認下さい。
まとめ
モバイルPOSレジについて、できるだけ分かりやすくまとめさせて頂きました。
飲食店や美容室など、お店の強い味方となってくれることは間違いありません。
中には、利用料金がかからないモバイルPOSレジもあるので試しに始めてみるというのも良いかと思います。
必ずや経営効率アップ・お客様の満足度アップに繋がると思います!
ぜひ、最新のモバイルPOSレジを活用し、よりスマートで便利なお店づくりを目指してみて下さい。まずは無料で利用できるエアレジがおすすめです。詳しくは、以下リンクよりご確認下さい。