皆さんは交通系電子マネーと言ったら何を思い浮かべますか?
Suica(スイカ)やPASMO(パスモ)、ICOCA(イコカ)など様々あり、普段使いしている方も多いかと思います。
交通系電子マネーは、主にそういった交通機関で利用するICカード全般のことを言います。
この記事では、そんな交通系電子マネーについて分かりやすくまとめさせて頂きました。
Contents
どんな決済サービス?
交通系電子マネーは、交通機関の支払いに対応しているICカード全般を指します。
その種類は豊富で全国でなんと10種類もあります。中でもJR東日本の発行するSuicaやJR西日本が発行しているICOCAなんかは有名ですね。
特徴としては、交通機関の乗車券や定期券として利用でき、かつコンビニや駅ビルのお買い物決済にも使える点があげられます。
使っている方はよくご存知かと思いますが、とにかくどこでも使えて頼りになる電子マネーです!
現在では交通系電子マネーの全国相互サービスにより、1つの交通系電子マネーがあれば全国のICカード対応の交通機関が使えるようになっています。
好きなカード1枚で日本中を旅できてしまうわけですから本当に便利ですね!
首都圏や観光地などでは、お店にご来店されるお客様も様々な交通系電子マネーをご利用されることかと思います。
カードをかざすだけで改札を通れる
交通系電子マネーの最大の特徴は、カードをかざすだけで公共交通機関の利用ができる点です。
わざわざ券売機で切符を買って改札を通ることを考えると、いかにこの電子マネーが便利かわかります。
学生やビジネスパーソンは通学や通勤の定期券としても使えるため、必需品として日頃から携帯しているものになっています。
また、SuicaはApple Payへのインストールが可能なのでスマホ1つであちこちへの移動が可能となります。
この交通系電子マネーは、上記のような移動手段としての性質があることから、今後のキャッシュレス化社会におけるキーアイテムになることは間違いありません。
Apple Payについては『Apple Payってどんな決済?』で詳しくまとめていますのでぜひ確認してみて下さい!
カードをかざすだけで決済できる
交通系電子マネーの使い道は改札をくぐることだけではありません。
むしろ、駅周辺のショップや街中のコンビニの決済手段として幅広く利用ができます。
あらかじめ交通機関の券売機や、アプリを通して金額チャージを行います。
使いすぎる心配がないので安心ですね。
一方で、毎日のように交通系電子マネーを使う人からすると毎回チャージするのが面倒だったりもします。そんな人のために、一定金額までチャージが減ったら登録したクレジットカードから自動でチャージしてくれるオートチャージ機能なんかもあったりして便利です!
こちらもSuicaならApple Payにインストールすることで、iPhoneやApple Watchをかざすだけで決済ができるようになり快適です。
交通系電子マネーの種類
交通系電子マネーは全部で10種類あります。現在は、全国相互サービスによりどれか1枚を持っていれば各エリアの交通系電子マネー対応改札を通れ、お店決済もできるようになっています。上のような「IC」のロゴが対応店舗の目印です。
さて、それでは具体的にどんな交通系電子マネーがあるのか見ていきましょう!
Suica(スイカ)
Suica(スイカ)は交通系電子マネーの中でも最も利用者数の多いJR東日本のICカードです。
可愛らしいアデリーペンギンのマスコットキャラクターが目印です。
東京の首都圏の交通機関は全てこの1枚で利用することができます。さらに、コンビニや駅ビルのお買い物やレストランの支払いまで幅広く決済できるのが大きな利点です。
さらにApple Payにも対応しているので、iPhoneやApple Watchにインストールしてカードレスな生活を送ることもできます。
管理人も日常的にSuicaを利用しており、会社への定期券なんかもiPhoneにインストールして便利に活用しております。
正直、自分が持っている中でも最強の電子マネーと言って間違いありません!
PASMO(パスモ)
PASMO(パスモ)はSuicaと同様に東京を中心に広まった交通系電子マネーです。
株式会社パスモが運営しており、PASMO保持者は東京メトロや都営線、都営バスなどの利用者が中心です。
東京メトロや都営線で交通系電子マネーあるいは定期券を発行するとPASMOブランドのICカードとなります。
とはいっても、Suicaと提供されるサービスはほとんど一緒です。交通機関やお買い物に使うことができます。
ちなみに、マスコットキャラはPASMOロボット(下の絵)。
あまり見かけませんよね。残念ながらあまり人気はないようです(笑)
ICOCA(イコカ)
ICOCA(イコカ)は、JR西日本が発行する交通系電子マネーです。
関西を中心に、北陸や中国、四国地方で利用者の多いICカードです。
カモノハシのイコちゃんがマスコットキャラとなっています。
愛嬌があってとても可愛らしいですね!
クレジットカードでチャージができるSMART ICOCA(スマートイコカ)が人気です。
PiTaPa(ピタパ)
PiTaPa(ピタパ)は、ICOCAと同じく関西を中心にユーザー展開している交通系電子マネーです。
PiTaPaは後からクレジットカードで引き落としされる後払い方式であるという点が特徴です。ただし、全国相互サービスで関西以外のエリアで利用する場合は事前のチャージが必要になります。
また、大阪の地下鉄や阪急・近鉄などの私鉄で運賃割引が受けられるという魅力もあります。
ICOCAに比べるとユーザー数は少ないですが、とても機能的なカードと言えます!
TOICA(トイカ)
TOICA(トイカ)は、JR東海の発行する交通系電子マネーで「Tokai IC Card(東海ICカード)」の頭文字をとったネーミングになっています。
こちらも基本的な機能は他エリアの交通系ICカードと変わりません。
JR東海のエリアで定期券やICカードを発行するとTOICAブランドになります。
EX-IC(TOICA機能付き)にすると、新幹線の乗り換えがこれ1枚でスムーズにできるようになります。
manaca(マナカ)
manaca(マナカ)は、名古屋市交通局や名古屋鉄道が発行する交通系電子マネーです。
TOICAともエリア的には被りますが、利用実績に応じてmanacaマイレージポイントが貯まる点が特徴です。
全国相互利用サービスにより基本的にはどこでも使えるので、お得にポイントを貯めたい方にはおすすめのカードです。
ちなみに、manaca(マナカ)の由来は「日本の真ん中」のエリア(=名古屋らへん)で使えることだそうです。
Kitaca(キタカ)
Kitaca(キタカ)は、JR北海道の発行する交通系電子マネーで札幌圏55駅などで主に利用されています。
エゾモモンガのマスコットキャラが可愛らしいカードとなっています。
発行できるエリアが限られているので、なかなか見る機会のない珍しいカードに部類されるかと思います。
現在は、全国相互利用サービスにより日本中のICマークのついた場所で利用可能です。
SUGOCA(スゴカ)
SUGOCA(スゴカ)は、JR九州の発行する交通系電子マネーです。
JR九州各線や筑肥線の利用額につき1%のポイントが貯まるのが特徴です。
オートチャージ機能もあるので、クレカのポイントと合わせてお得に活用できそうですね。
マスコットキャラはカエルくん。ケロケロ団地に住む20歳の青年であり、フロッグ大学にJR九州で通う大学2年生だそうです。果たしてこんなに細かい設定にする必要があったのでしょうか(笑)
そのほかにも時計くんやカエルくんの家族など色々なキャラがいるみたいなので気になった方はぜひググってみて下さい。
はやかけん
はやかけんは、福岡市地下鉄が発行する交通系電子マネーです。
はやかけんの最大の特徴は、そのポイント還元率の高さです。
福岡市地下鉄の利用に応じて料金の2%分がポイント還元されます。2%は他のICカードに比べても断トツに高い水準です。
福岡市地下鉄を普段から利用される方には、大変便利でお得なICカードです。
nimoca(ニモカ)
nimoca(ニモカ)は、西日本鉄道が発行する「バスにも、電車にも、お買い物にも色々使えるオールラウンドなカード」がキャッチコピーのICカードです。
九州エリアでは最もユーザーの多い交通系電子マネーです。
オートチャージ機能が使え、ポイントも貯まるのが人気の理由かと思います。
マスコットキャラは「フェレット」。親しみやすく気軽に使えるイメージのナイスキャラになっています。
まとめ
かざすだけで交通機関が使えてお買い物もできる、私たちにとってとても身近な交通系電子マネーについてまとめてみました。
どういった決済かという点もさることながら、日本の地方ごとに様々な種類のICカードがあることに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
管理人も正直、ここまで多くのブランドがあることは知りませんでした。
ただ、改めて見比べてみるとやっぱりSuicaが最強だなと感じています。
なぜなら、唯一Apple Payに対応しており、スマホ1台で全国の交通機関を利用できるからです。
今のところは、住んでいるエリアに関係なくSuica×Apple Payの利用がおすすめです!
お店における交通系電子マネー決済への対応は、エアペイの導入がおすすめです!お客様がどの交通系電子マネーを持っていても決済ができるので機会を逃しません。